厄除けだんごと癒しの参道旅「法多山尊永寺」体験レポート

パワースポット

静岡県袋井市にある「法多山尊永寺(はったさん そんえいじ)」は、厄除け観音として1300年の歴史を誇るパワースポット。杉並木に囲まれた長い参道を歩けば、自然の中に身をゆだねるような癒しの時間が始まります。
境内には、ご利益カフェの「一乗庵(いちじょうあん)」や、名物の「厄除けだんご」があり、心と体をほぐしてくれる美味しい体験も待っています。

今回は、そんな法多山の魅力をたっぷり写真付きでご紹介。参拝・グルメ・お土産が全部そろった、癒しと開運を味わえる日帰り旅をお届けします!

アクセス・基本情報|法多山尊永寺(はったさんそんえいじ)

法多山のご本堂

📍 法多山尊永寺とは?

  • 正式名称:厄除観音 法多山 尊永寺(そんえいじ)
  • 所在地:〒437-0032 静岡県袋井市豊沢2777
  • 拝観時間:8:00~16:30(季節や行事により変動あり)
  • 拝観料:無料(祈祷・写経・御朱印などは別途)

🚗 車でのアクセス

  • 東名高速道路「袋井I.C.」から約15分
  • 新東名高速道路「森掛川I.C.」からもアクセス可能(約25分)
  • ナビ設定は「法多山尊永寺」または「法多山駐車場」がおすすめ。

🅿️ 駐車場案内

  • 【法多山第1駐車場(地図左側)】
    • 普通車:約300台
    • 駐車料金:1回500円(時期によって異なる場合あり)
    • 境内まで徒歩約10〜15分(参道を楽しみながら歩けます)
  • 【臨時駐車場(混雑時)】
    • 初詣や花まつり、風鈴まつりなどの行事時に開放される
    • 警備員の誘導あり

※駐車場から本堂までは、赤い橋や石段を通る自然の参道が続きます。階段が多いので、歩きやすい靴がおすすめです。

表参道から境内へ:自然と歴史の中を歩く

見どころ①|厳かな旅のはじまり「仁王門(におうもん)」

法多山の仁王門

法多山の参道を進んで最初に出迎えてくれるのが、こちらの「仁王門」。
歴史を感じさせる立派な山門で、旅人を静かに迎え入れてくれるような佇まいが印象的です。

この日はあいにくの雨でしたが、濡れた石畳と門の風格がより一層厳かさを際立たせていました。

門の横からは、春の訪れを告げる小鳥のさえずりが聞こえてきて、心がふっとほぐれました。

見どころ②|茅葺屋根が美しい「黒門(くろもん)」

茅葺屋根の黒門

仁王門をくぐって参道を進むと、次に現れるのがこちらの「黒門」。
本堂の手前に位置する小さな門ですが、茅葺(かやぶき)の屋根がなんとも趣深く、落ち着いた雰囲気を漂わせています。

白壁と黒木のコントラスト、石畳と灯籠が織りなす景観は、まるで時代劇の世界に迷い込んだかのよう。
雨に濡れた屋根や石段も風情があり、この場所ならではの静寂を感じられるスポットです。

見どころ③|長い石段の先に広がる荘厳な「本堂」

黒門を過ぎると、いよいよ本堂へと続く長い石段が現れます。

本堂へ続く長い階段


雨の中、傘を差しながら一段一段のぼっていく道のりは、地味に修行のよう。
途中に休憩所があるので、ゆっくり休みながら行きます。

雨に濡れるご本堂

階段を登りきった先にあるのが、法多山の中心「本堂(観音堂)」です。
鮮やかな五色幕が彩る本堂は、凛とした空気に包まれていて、訪れた人々の願いや祈りをそっと受け止めてくれるような存在感があります。

本堂の手前には「旧本堂聖地」と刻まれた石碑も。
かつての聖地のエネルギーを感じながら、手を合わせるひとときは格別です。

見どころ④|選ぶ楽しさもご利益のひとつ「古代裂御守袋」

本堂でのお参りを終えたら、ぜひ立ち寄りたいのが授与所。
ここで手に入るのが、色とりどりの布地で作られた「古代裂御守袋(こだいぎれ おまもりぶくろ)」です。

30種類以上ある、様々な柄の古代裂守袋は

その名の通り、古布や伝統文様をあしらった小さなお守り袋で、柄は常時20〜30種類も!
和柄からモダンなものまでバリエーション豊かで、どれにするか選ぶ時間もまた楽しいひととき。

お好きな御守(願い事ごとに種類あり)をいただき、この袋に入れて持ち歩くスタイル。
お守りそのものをファッション感覚で楽しめるのも魅力のひとつです。

手のひらサイズなので、お土産や旅の記念にもぴったり。
可愛くて実用的な“ご利益アイテム”は、女子旅のお楽しみポイントとしてもおすすめです♡

庭園を眺めながら癒しのランチごりやくカフェ「一乗庵」

参拝を終えた後は、法多山の境内にあるごりやくカフェ「一乗庵」でランチタイム。
こちらは“おっこり・すっきり”をコンセプトに、心と身体が整う精進風の料理がいただける人気スポットです。

ランチセットとその向こうには庭が見える

お庭を望む座敷席はまさに特等席。
美しく手入れされた日本庭園を眺めながら、やさしい味わいのランチをゆっくりといただけます。

この日のメニューは、季節の野菜をふんだんに使った和のおかずに、具だくさんのお味噌汁、そしてふっくら炊きたてのごはん。
どのお皿からも「丁寧に作られている」ことが伝わってきて、思わずほっと息をつく癒しの時間に。

人気店のため事前予約がおすすめ
参拝後の休憩にも、心のデトックスにもぴったりの“ご利益ランチ”です。

旅のしめくくりはやっぱりコレ!名物「厄除けだんご」

名物厄除だんごの赤い暖簾がさがったお店の入り口

法多山といえば、やっぱり名物の「厄除けだんご」。
参道にある団子屋さんでいただくできたての団子は、やわらかくモチモチの食感に、ほどよい甘さのこしあんが絶妙にマッチ。
温かいお茶と一緒にほっとひと息つけば、心までふんわり癒されていくようでした。

お茶と厄除け団子

この団子、実は“厄除けの祈願”が込められていて、食べることで邪気を払い、福を呼び込むとされています。
旅先で地元のものをいただくのは、開運の基本。その土地の「気」を取り込むことにもつながるんです。

もちろん、お土産用に箱入りの団子も購入しました。

お土産用にパッケージされた厄除けだんご

日頃お世話になっている方へのお土産にぴったりで、きっと喜ばれるはず。
“人に贈ることで福がめぐる”――そんな縁起の良さも、法多山のだんごならではの魅力です。

✨まとめ|静かに心を整える、厄除けのパワースポット「法多山」

法多山尊永寺は、自然の中をゆっくり歩きながら、心と身体をリセットできる癒しの場所でした。
仁王門から始まる参道、荘厳な本堂での参拝、心が満たされるご利益ランチ、可愛い御守袋選び、そして名物・厄除けだんごまで…
すべての体験が「厄を祓い、福を呼び込む」というご利益と、深くつながっているように感じました。

特に、地元の食材や文化に触れることは、その土地の“良い気”を取り入れる開運アクション。
法多山で過ごすひとときは、まさに“旅そのものがご利益”につながる時間です。

日常に疲れたときや、何かをリセットしたいときにこそ、ぜひ訪れてほしいおすすめスポット。
次は晴れた日に、またゆっくり歩いてみたくなる――そんな優しい余韻を残す、心ほどける開運旅でした。

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