【長野開運旅2日目】戸隠神社五社めぐり|奥社の杉並木から宝光社まで歩いてご利益満喫の1日

パワースポット

長野の“開運旅”2日目は、日本屈指のパワースポットとして知られる「戸隠神社」へ。

戸隠神社は、天岩戸開き神話にまつわる神々をお祀りする五社からなる神社群で、 それぞれに異なるご利益があるとされ、古くから修験道の聖地としても崇敬を集めてきました。

今回は、戸隠神社の「奥社」「九頭竜社」「中社」「火之御子社」「宝光社」の五社すべてを徒歩でめぐるという、 まさに心と体を整える“開運巡礼”の1日。

各社で直書きの御朱印をいただき、五社すべてを参拝した証として「五社参拝記念しおり」もいただくことができました。

この記事では、五社をめぐった順番に沿って、参拝の体験や見どころ、アクセス方法、予約制バスの情報なども交えながら、 写真とともにたっぷりご紹介します。

歩きながら心を整えたい方、自然と神聖さに癒されたい方に、ぜひおすすめしたい1日旅の記録です。

アクセス情報|長野駅から戸隠神社奥社への行き方

戸隠神社へは、長野駅前からアルピコ交通の路線バスが便利です。 「ハイウェイバスドットコム」からインターネットでの予約が可能で、事前に座席を確保しておくと安心です。

バス乗り場は長野駅善光寺口・7番乗り場(アルピコ交通バス長野駅前総合案内所前)。 「ループ橋経由戸隠高原行き」に乗車し、戸隠神社の目的地に合わせて次の3つの停留所から選べます:

  • 戸隠宝光社下車(宝光社)
  • 戸隠中社下車(中社)
  • 戸隠奥社入口下車(奥社)

今回は「奥社から宝光社へ向かって歩くルート」を選んだため、「戸隠奥社入口」で下車しました。 どこで降りても一律料金(大人片道2,000円/往復4,000円)です。

奥社入り口までは約1時間ほどかかります。

なお、長野駅前のアルピコ交通の窓口でもチケット購入は可能ですが、変更不可のため、ネット予約が便利でおすすめです。 特に繁忙期や連休中は早めの予約をおすすめします。

バスの予約はこちらから

五社めぐりの全体ルート|地図でイメージを確認

こちらが戸隠神社五社をめぐる全体のルートマップ(パンフレット)です。

奥社・九頭竜社からスタートし、中社、火之御子社、宝光社へと向かうルートは、 それぞれの神社の立地や地形の変化がわかりやすく、歩く楽しさとご利益の流れを体感できます。

随神門から続く杉並木の神秘的な奥社ルート、そして静かな森を抜ける火之御子社の道、 ラストの宝光社への石段の登り…すべてが巡礼そのものでした。

【五社めぐりの順番&体験レポ】

戸隠神社 奥社|天手力男命を祀る心願成就の聖地

戸隠五社めぐりのスタートは、もっとも奥まった場所にある「奥社」から。

長野駅からのバスを「戸隠奥社入口」で下車し、徒歩で参道へ。 入り口には大きな木製の標柱があり、ここから神聖な空気が漂っています。

訪れたのは5月初旬。まだ参道の脇には残雪があり、ひんやりとした澄んだ空気の中を歩き始めました。

まず迎えてくれるのが「随神門」。苔むした赤い門が神秘的な雰囲気です。

「随神門」をくぐると、そこからは約500メートル続く見事な杉並木。神聖な空気に何度も大きく深呼吸したくなります。

この圧巻の杉のトンネルを抜けると、石段が現れ、その先にようやく奥社の社殿が見えてきます。

奥社は、天岩戸神話で岩戸を開いた力持ちの神様「天手力男命(アメノタヂカラオノミコト)」をお祀りしており、 「心願成就」「勝負運」「開運」のご利益があるとされています。

しっかり開運を祈願してきました。

戸隠神社 九頭竜社|縁結びと雨乞いの神さま

奥社のすぐ近くに佇むのが「九頭竜社(くずりゅうしゃ)」。

戸隠の地主神である「九頭竜大神(くずりゅうおおかみ)」をお祀りしており、
古くから縁結び・水の神・雨乞いの神として信仰されてきました。

木造の小さな社殿はどこか神秘的で、やさしい空気に包まれています。
奥社に参拝した際には、九頭竜社もあわせて参拝してみてください。

奥社と九頭竜社の御朱印

奥社と九頭竜社の御朱印は、同じ授与所でいただくことができます。大型連休や週末はかなり時間がかかるので覚悟が必要です。私は受付まで約10分、御朱印をいただくまで約30分ほどかかりました。紙でいただく方が早いので、時間がない場合は直書きを諦めるのも一案です。

奥社参拝後にひと息|そば処なおすけの韃靼そばソフト

奥社から戻る参道沿い、バス停近くにあるのが「そば処なおすけ」。 信州そばを使った本格的なお蕎麦はもちろん、ここでの隠れた名物が「韃靼(だったん)そばソフトクリーム」です。

参拝後のひんやりスイーツとしていただいたこのソフトは、 ほんのり香ばしく、そば茶のようなやさしい甘みが口に広がる大人の味。 甘すぎず、すっきりとした後味で疲れた身体に染み渡りました。

「なおすけ」は戸隠そばのコシと香りを存分に味わえる人気店で、 天ぷらそばやおろしそばなどの定番メニューのほか、 戸隠ならではの郷土料理も楽しめると評判です。

奥社からの帰りに立ち寄る方も多く、テラス席で自然を眺めながらの休憩にもぴったり。 歩いたごほうびに、ぜひ立ち寄ってみてください。

戸隠神社 中社へ|奥社からの徒歩ルートと絶景スポット

奥社の参拝を終えたあとは、中社へ向かって歩きます。

奥社入口バス停のあたりまで戻り、反対側の歩道へ渡ると、 「中社へ」の道標が現れます。

そこからは少し上り坂のある道を道なりに進みます。 歩きやすく、木々の間から差し込む光がとても気持ちよく感じられました。

途中、開けた場所から戸隠の山々や森を一望できる絶景スポットにも出会いました。 自然の壮大さと澄んだ空気の中で、ただ歩いているだけでも心が整っていくようなひとときです。

戸隠神社 中社|知恵と学問の神さまに願う

中社は戸隠神社五社の中でも中心的な存在で、
学問・仕事運・芸能にご利益がある「天八意思兼命(アメノヤゴコロオモイカネノミコト)」をお祀りしています。

立派な石段を上がると、目の前に現れるのは堂々とした社殿と、境内にそびえる大木たち。
春の時期には鳥居の周囲に桜が咲き、厳かな雰囲気の中に華やかさも感じられました。

中社の見どころのひとつが、三本杉(さんぼんすぎ)
根元でひとつにつながった三本の杉は、「家族の絆」「良縁」「人とのつながり」を象徴するパワースポットとされ、写真を撮る方も多く見かけました。私も三本杉に触れさせていただき、記念写真を撮ってきました。

神社としての力強さと、人を包み込むようなあたたかさが共存する中社。
御朱印も丁寧に直書きしていただきました。

奥社とはまた違うエネルギーに満ちた場所で、心がふっと軽くなるような感覚が残りました。

戸隠神社 火之御子社|芸能と縁結びの女神に出会う場所

中社からさらに歩いて15分ほど。森に囲まれた小道を抜けると、静かな場所にたたずむのが「火之御子社(ひのみこしゃ)」です。

ご祭神は、天岩戸の前で舞を披露したことで知られる芸能の神「天鈿女命(アメノウズメノミコト)」。
舞や芸事の始祖として信仰され、芸能成就・表現力向上・縁結びのご利益があるとされています。

石の鳥居をくぐって階段を上ると、杉木立に包まれた拝殿が現れます。
ひっそりとした空気が流れる境内は、まるで神様と1対1で向き合えるような神聖さ。
まさに“隠れた名社”といった趣です。

なお、火之御子社の御朱印は中社または次の宝光社の授与所でいただくことができます。

宝光社へ|神道を通って最後の参拝地へ

火之御子社を後にし、最後の目的地「宝光社(ほうこうしゃ)」へ向かいます。この道は「神道」と呼ば山道が続きます。

途中には「伏拝所(ふしおがみしょ)」と呼ばれる場所があり、
ここはかつて女人禁制で奥に行けない人々が遠くから戸隠山や奥社を拝んだとされる場所です。

さらに神道を進むと、社殿が見えてきます。

ご祭神は「天表春命(あめのうわはるのみこと)」で、
女性と子どもを守る神様として、安産祈願や子育て、家庭円満などにご利益があるとされています。

御朱印は社務所にて直書きでいただけます。ここで先ほど参拝した「火之御子社」の御朱印も一緒にいただきました。

また、ここで戸隠五社をすべて巡拝した人だけが授与される「五社参拝記念しおり」もいただくことができました。

白地に金糸で「五社参拝」と織られたこのしおりは、祈りと感謝の旅を締めくくるにふさわしい一品。
見るたびに、この1日を歩いた自分を思い出させてくれる特別なお守りのような存在です。

最後は、宝光社前のバス停から長野駅行きのバスに乗って帰路へ。
体は少し疲れていても、心はすっきり軽やか――そんな不思議な浄化の旅となりました。

まとめ|歩いて巡ることで深まる五社のご利益

今回の戸隠五社めぐりは、奥社から宝光社まで約4時間半をかけて徒歩で参拝しました。

帰りのバスと新幹線の時間が決まっていたため、やや駆け足ではありましたが、 それでも五社すべてを丁寧にお参りできたことで、心にしっかりと残る旅となりました。

もちろん車での移動も可能ですが、かつての修験者たちのように“足で巡る”という体験には特別な意味があります。

山の森の空気、鳥の声、杉並木の香り、参道に吹く風―― それらを五感で感じながら歩く時間が、まさに心を整える開運旅そのものでした。

これから戸隠五社を巡ろうと思っている方にとって、 この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

おまけ情報|旅の締めは長野駅でご褒美ステーキ

五社参拝を終え、バスで長野駅に戻った後は、 駅ビルMIDORI長野内にある「グリル ザ ブッチャー NAGANO」で、少し遅めのごほうびランチを楽しみました。

信州牛を使ったステーキは、旨みたっぷりで驚くほどやわらかく、 一口ごとに幸せをかみしめる至福の時間。 焼き加減も絶妙で、付け合わせの野菜やソースとの相性も抜群でした。

旅の終わりに長野グルメをしっかり味わえる、満足度の高い一皿。 落ち着いた店内で、参拝の余韻にひたりながらゆったりと過ごせました。

時間があれば、旅の締めくくりにぜひ立ち寄ってみてください。

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