静寂と美に包まれる癒しの時間|浜松の穴場パワースポット「龍潭寺」の見どころ5選

パワースポット

静岡県浜松市にひっそりと佇む古刹「龍潭寺(りょうたんじ)」。
国指定名勝の美しい庭園を眺めながら、縁側で過ごす静かなひとときは、まさに心が整う癒しの時間でした。

有名な彫刻師・左甚五郎が手がけたとされる精巧な彫り物や、夢が叶うと話題の「正夢稲荷」、そして堂々と鎮座する大仏様など、見どころも盛りだくさん。
観光地の喧騒から離れて、静かに過ごしたいときにぴったりの場所です。

今回はそんな龍潭寺の魅力を、写真たっぷりでご紹介します。

龍潭寺の基本情報・アクセス

龍潭寺の本堂

静岡県浜松市にある「龍潭寺(りょうたんじ)」は、奈良時代・天平5年(733年)に行基によって開かれたと伝わる、非常に長い歴史を持つ古刹です。
かつて井伊家の菩提寺としても栄え、大河ドラマ『おんな城主 直虎』で一躍有名になった井伊直虎ゆかりの寺でもあります。

■ 基本情報

  • 名称:龍潭寺(りょうたんじ)
  • 所在地:静岡県浜松市北区引佐町井伊谷1989
  • 拝観時間:9:00~16:30(最終受付16:00)
  • 拝観料:大人 500円/中学生 200円/小学生 100円
  • 休館日:年中無休(臨時休館の可能性あり)
  • 駐車場:あり(無料・普通車約40台)

■ アクセス

  • 車の場合
     東名高速「浜松西IC」より約30分。無料駐車場完備でアクセス良好です。
  • 公共交通機関の場合
     JR浜松駅から遠鉄バス(奥山線)「神宮寺バス停」下車、徒歩約5分。
     または「井伊谷宮前」バス停下車、徒歩約10分。

龍潭寺の見どころ5選|心に残る静かな感動を

① 遠州最大の木造大仏様と鴬張りの廊下

遠州最大と言われる大仏

本堂の奥には、遠州地方で最大といわれる木造の大仏様が鎮座しています。
その大仏様の前には、歩くとキュッキュッと音が鳴る鴬張り(うぐいすばり)の廊下があり、まるで静寂の中に音の結界が張られているよう。
かつては敵の侵入をいち早く察知するための警報装置の役割があり、歴史の知恵と美しさが同居する空間です。

②左甚五郎作と伝わる「龍の彫刻」

左甚五郎作と言われる龍の彫刻

本堂の欄間には、江戸時代の名工・左甚五郎(ひだりじんごろう)作といわれる龍の彫刻が施されています。
日光東照宮の眠り猫で有名な彫刻師ですが、実際には初代ではなく三代目甚五郎の作とも言われており、歴史ロマンを感じる見どころです。
木のぬくもりと、まるで今にも動き出しそうな龍の力強さに、思わず見入ってしまいます。

③小堀遠州作|心が整う「池泉鑑賞式庭園」

庭園

龍潭寺の代名詞ともいえるのが、国指定名勝にもなっている池泉鑑賞式庭園
名匠・小堀遠州による作庭で、平らな石を使っているのが特徴的です。
一年を通して、四季折々の風景が楽しめます。
縁側に座って、庭園をぼんやり眺める時間は、まさに“心を整える”贅沢なひとときです。

④「龍の襖絵」|チケットに描かれた逸品

龍の襖絵の龍潭寺のチケット

本堂内にある龍の襖絵は、企画展示のため今回は見られませんでしたが、その迫力と荘厳さは訪れた人だけが体感できるもの。
チケットにはその絵が描かれているので、訪れた記念に持ち帰ってぜひじっくり眺めてみてください。
龍潭寺の名にふさわしい、“龍の気”が宿る一枚です。

⑤願いが叶うと言われる「正夢稲荷」

正夢稲荷の赤ちょうちん

本堂の奥には、夢が現実になると話題の「正夢稲荷(まさゆめいなり)」があります。
小さな社ながら、隠れた開運スポットとして人気です。
夢や目標に向かって歩んでいる方には、ぜひ立ち寄ってほしい場所です。

まとめ|奥浜名湖の古刹で整う開運旅

開山堂

奥浜名湖の静かな山あいに佇む龍潭寺は、歴史と美が静かに調和する癒しの空間でした。
池泉鑑賞式庭園を眺めながら縁側で過ごす時間は、心をリセットする特別なひととき。
左甚五郎の彫刻や鶯張りの廊下、正夢稲荷など、見どころも豊富で“静かに深く楽しめる旅”をしたい方にぴったりです。
観光地の喧騒を離れ、自分の時間を取り戻したくなったら、ぜひ龍潭寺を訪れてみてください。

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